借りていたお金を返せなくなり、多重債務に陥る原因がこんな所にあるという、身近な例を挙げてみましょう。
このケースは、ある弁護士達のレポートから抜粋したものです。従って、実際あった事例といえます。
Aさんの場合――計画性のないクレジットカードの利用から――新入社員で新しい生活をスタート。冷蔵庫などの家電製品やベッドなどをクレジットカードで購入。
カードでの買い物に慣れてしまい、英会話教室、エステなど、返済能力を十分考えないまま、どんどん利用を増やして行き、カードのキャッシングも利用。
気が付いた時には、多重債務の状況に陥っていた。 Bさんの場合――思いもよらない失業――思いもよらず、失業してしまった。住宅ローンも抱え、子供も高校生と中学生、定期的な支出がどうしても出要だった。失業給付の期間も終わり、妻は病気がちで働けない。
生活のために借金をせざるを得なかったが、あっという間に借金を借金で返す状況になってしまった。 Cさんの場合――連帯保証人になったばかりに――いまは「企業の時代」と友達に説き伏せられ、彼の事業の連帯保証人になってしまった。絶対に迷惑はかけないからという話しだったのに、事業に失敗、本人は夜逃げ同然で行方が分らなくなり、残った借金の返済請求を受けてしまった。
こうした事態は予想もしておらず、自分自身、借金を抱えることとなった。 Dさんの場合――高金利の負担に耐えかねて――当初、返せると思って借りていたお金だったが、事故や家族の病気が重く返せなくなっていた。ともかく、貸してくれる所ということで、高利な借り入れに次々と手を出し、借金が雪だるま式に増えていった。