国民生活センターは、2006年に、消費者金融業者を利用した者が、借り入れを起こした理由とその後の推移について、「多重債務問題の現状と対応に関する調査研究」と題したリポートを発表しています。
これによると、借り入れの理由を大きい順にみると、1、収入の減少 2、借金の返済 3、元々が低収入 4、事業資金の補填 5、物品購入 6、ギャンブル費 7、保証肩代わり 8、遊行費 となっています。
次に、それぞれの借り入れを始めた当初の時点と、多重債務に陥った、つまり返済が困難になった時点とを比べてみると、収入の減少、借金返済を理由に挙げた件数の割合が急増しています。
言い換えれば、多重債務に陥る大きな原因として、リストラ等で職をなくした、いろんな理由で借金が増え続けた等が挙げられていることがわかります。
このように多重債務のきっかけになる理由はいろいろですが、問題は、最初の借り入れから返済が困難になった時の対処の仕方です。
ただ呆然と、しかもずるずると非常事態に引き込まれるのではなく、現在の借り入れ残高を確認し、今後の推移を予測して、その事態に備えた正しい知識を得たり、適切な相談相手を探す積極的な行動をとることが、何よりも重要なことになります。